ハパランダ市がトルニオ川沿いにレーダーセンサーを設置しました。測定値はネット上にリアルタイムで公開され、特に春に洪水の危険を早めに知らせることを目的としています。
ハパランダ市の新しい地図サービスには、河口からパヤラまでの九つの観測地点が表示されます。河口にある四つの観測所には、それぞれ独自の警戒水位が設けられています。
川のスウェーデン側にあるハパランダ市が、レーダーで水位を測るセンサーをトルニオ川沿いに設置しました。市は10月9日にこのサービスを発表し、測定値は市のウェブサイトでリアルタイムに公開されています。
市によると、目的は、洪水が起こるおそれを示す兆候を早めにとらえ、余裕をもって備えを強化できるようにすること、そして川の近くに住む人や川辺で過ごす人が、特に春の洪水の時期に自分で状況を確かめられるようにすることです。測定値は、ゴルフ場の北にある洪水堤防での追加の確認地点としても役立ちます。
地図には九つの観測地点があります。そのうち四つはハパランダの河口にあるSkyddsvallen、EU-parken、Strandcafé、Tjärhovetです。残る五つは水系のさらに上流、たとえばエーヴェルトーネオ(Övertorneå)、ペッロ、パヤラにあり、そのうち二つでは流量が表示されます。
矢印は、水位が上がっているか下がっているかを示します。
色は、その観測所の過去の測定値と比べて、値が低いか高いかを示します。サービスによると、値が高くても、それだけで危険を意味するわけではありません。
河口の四つの観測所には、警戒水位も設けられています。黄色の枠は、水位が危険水位より約一メートル低いことを意味します。
川の状況は急に変わることがあるため、サービスでは、測定値が最後に更新された時刻を確認するよう呼びかけています。洪水の際は、ハパランダ市や当局からのお知らせもあわせて確認してください。
スウェーデン気象水文研究所(SMHI)によると、トルニオ川で特に問題になるのは、河口で起きるアイスジャム(氷による川のせき止め)です。海氷は川の氷よりも長くその場にとどまるため、川の氷が割れて流れ出すと、海氷にぶつかって止まり、水をせき止めることがあります。1990年にはこれによって、下流の水位が平常より3.2メートル高くなりました。
トルニオ川流域の洪水ガイドによると、トルニオ周辺で洪水被害のおそれが生じるのは、トルニオ水位観測所の水位がN2000+4.20メートルを超えたときです。
フィンランド環境研究所は、トルニオ市内で水位を測定しています。測定値と三日間の予報はvesi.fiの地図サービスで見ることができ、同研究所のリアルタイム監視には、クッコランコスキ、マトカコスキ、ペッロの各観測所も含まれています。
ダムのないトルニオ・ムオニオ水系が北の自然にとってなぜ大切なのかは、淡水のページで紹介しています。